中国にフルーツ屋が多い理由。

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最近中国によく行きますが、路上を歩いていて感じるのは、異常なまでのフルーツ屋の多さです。昨年何度か訪れた杭州でもうっすら感じていましたが、今年よく訪れている広州では一層目につくようになりました。同じ通りにフルーツ屋が乱立していることも珍しくありませんし、軒並み営業時間が遅く、深夜でもやっています。中国にはなぜフルーツ屋が多いのか、考察してみます。

まず感じたのは、コンビニ的な役割を果たしているのではないかということ。基本はフルーツ屋ですが、ちょっとした飲み物や食料なども並んでおり、日本のコンビニ以前のパパママストア的な立ち位置にも思えます。ちなみに日系コンビニの進出状況を調べてみると、セブン、ファミマ、ローソンの大手3社で2015年時点で約4,200店舗(日本での大手3社の合計は約41,000店舗)となっており、人口と面積を考慮すると非常に少ない。実際都市部の中心エリアではコンビニもよく見かけますが、少し外れるとたとえ地下鉄圏内であってもコンビニなど全く見当たりません。また、AlfamartやIndomaretなど地場系コンビニが都市部のみならず郊外までそれぞれ10,000店舗以上出店しているインドネシアとも状況が異なり、コンビニという業態自体が都市部(の中でも中心部)以外ではまだ浸透していないのでしょう。コンビニ的な役割を担っているというのはひとつありそうです。

深夜営業が多い点については、自営業が基本なので人件費の概念がなく、営業時間が長い=売上が上がるという図式が成り立っているからだと思われます。

さて、最大のポイントであるなぜフルーツ屋なのかという点についてですが、おそらく昔からフルーツ屋は参入障壁が低かったというのが理由ではないかと思います。他のエリアは定かではありませんが、広州など中国南部は亜熱帯にあたり、南国フルーツの産地でもあります。昔からそのへんにフルーツがたくさんなっているのだと思います。ちなみに、いまでも市内中心部の街路樹にはマンゴーがなっていました。だから、そのへんでとってきて売ればよいフルーツ屋は、仕入コストもかからず参入障壁が低かったのだと思います。路上売りからスタートして、うまくいった人たちが固定店舗を構えるようになったのでしょう。たまに大型フルーツ屋もありますが、きっと中華料理屋が成功すると隣の店舗スペースも買収して横拡大していくのと同じように拡大していった結果ですね。

中国北部の寒いエリアには最近行っていませんが、もし北部にはフルーツ屋が少ないようであれば、この考察はある程度妥当なものと言えそうです。

2016-06-09 | Posted in BlogNo Comments » 

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