ミュージアム漫画レポート①:『見世物大博覧会』でキュレーター魂を見たお話。

絵が描けるようになりたいと毎年目標に掲げるのですが、なかなか達成できず。今年は具体的なアクションとして漫画家に漫画の描き方を習うことにしました。やっぱり上達のコツはアウトプットだよね、ということで「ミュージアム漫画レポート」を不定期で描いてみようと思います。

というのも、最近の趣味はもっぱらミュージアム巡りなのですが、ミュージアムは写真撮影NGのところが多い。こういう題材こそ漫画でまとめるのが良いのではと思った次第です。

今回訪れたのは、千葉県佐倉にある「国立民俗歴史博物館」。前から気になっていたミュージアムではありますが、いかんせん遠いので行けておりませんでした。今回、「見世物大博覧会」という企画展を見つけて、元大道芸人としてこれは行かねば!と思い、重い腰をあげて行ってきました。

佐倉駅から徒歩15分、バスだと5分ぐらいで、「国立民俗博物館」に到着します。思ったより広く、他の特別展も開催されており、常設展も充実していました。が、子連れミュージアムは短期決戦が基本です。脇目も振らずに「見世物大博覧会」に直行します。

今回の目玉は、なんと「人魚のミイラ」。
特筆すべきは、国立民俗博物館所蔵のこの人魚のミイラは昔からあるものではなくて、最近つくられたものだそうです。2年前に民博で、「大ニセモノ博覧会」というこれまたパンチの効いた企画展が開催されました。このときに、展示の目玉として、担当キュレーターが「人魚のミイラ」の借りに回ったようなのですが、どこからも貸出許可がもらえなかったそうです。借りられないならつくってしまえということで、人魚のミイラのつくりかたを知っている業者に頼んでつくってしまったとか。いやぁ、すごいです、キュレーターの鑑みたいな話だなと思いました。
というか、なんでその業者が人魚のつくりかたを知っていたのか、疑問なんですけどね。

「人魚のミイラのつくりかた」が解説された展示パネルもありました。細かい制作プロセスは省略しますが、要は猿の上半分と鮭の下半分をガッチャンコしてつくるようです。昔は人魚以外にも鬼や河童などのミイラもつくられていたようですが、それらはどんな生き物の組み合わせだったのか気になります。

江戸時代には人魚のミイラづくりは和歌山近辺で盛んに行われており、欧州にも多く輸出されていたとのこと。1853年には60両(約800万円程度)で取引されたという記録もあるようです。ちなみに現在では大英博物館とオランダのライデン国立民俗学博物館に人魚のミイラの展示があるそうで、そちらもいずれぜひ見に行ってみたいものです。

そもそも人魚のミイラ制作のきっかけとなった「大ニセモノ博覧会」や、珍しい変化朝顔の企画展、そして今回の「見世物大博覧会」など、民博はなかなかエッジの効いた企画展が多い印象です。今後の企画展がとても楽しみ!であるとともに、常設展もかなり充実していそうな雰囲気でしたので、次回は常設展も楽しみたいと思います。

2017-05-12 | Posted in BlogNo Comments » 

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